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DOT3規格とペーパーロック現象について

クルマのブレーキは油圧式という形式をとっていますので、油圧系統にブレーキオイル、またはブレーキフルードとよばれる液体を充てんしています。
このブレーキオイルには、ふつうの乗用車の場合はDOT3規格のものが使われています。
DOT3規格というのは、ブレーキオイルの沸点、粘度、水素イオン濃度指数などを示す規格の一種で、もともとはアメリカの交通省が定めた基準が国際規格化したものといえます。
DOT4規格などのさらに性能の高いブレーキオイルもありますが、サーキットのようなところをスポーツ走行するのではなく、あくまでも一般道をふつうに走るというのであれば、沸点が低いDOT3規格でも十分であるといえます。
このブレーキオイルに関しては、ベーパーロック現象とよばれるトラブルがあり、急な坂道などで強いブレーキをひんぱんに使った場合などに起こりやすいといえます。
これは、ブレーキの摩擦熱によって、ブレーキオイルが過熱してしまうと、蒸気による気泡が生じて油圧がうまく伝わらなくなり、ブレーキの効き目がなくなってしまうという現象のことです。
ベーパーロック現象を防ぐためには、そもそもブレーキを酷使しないということのほか、沸点の高い高規格のブレーキオイルを使用するか、オイルの交換をまめに行うことが必要となります。

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